子育てをつまらないと感じたことはありませんか?
毎日毎日同じことの繰り返し。
子供にごはんを作って、食べさせて、残されて、オムツをかえて、着替えさせて、公園行って、イヤイヤされながらもお風呂に入れて、はみがきして、寝かしつけして。
やっと寝てくれたと思ったらまた朝がきて、同じことの繰り返し。
「これがいつまで続くの…?子育てってつまらない」
と思うこともあるのではないでしょうか。

下の子が幼稚園に入園するまで、
毎日ウツウツとした気持ちを抱えてひたすら耐えてました。
子育て=忍耐、修行だとも…。
だから子育てが楽しい!子供が大好き!なキラキラしたママを見かけると
「すごいなぁ~ママの鏡だなぁ」と羨ましく思っていました。
でもそれと同時にものすごく劣等感も感じていたんです。
子育てがつまらないなんて言っちゃうと、ママ失格な目で見られるんじゃないかって…。
でもね、本当は心の奥底では思ってました。
「子育てつまらんーーー!!!」
今はそこまでじゃないけど、子供が3歳くらいの頃は本当にそう思ってました。
あんなに産まれるまですごく楽しみにして、子供にあんなことこんなことたくさんしてあげるんだーって意気込んでいたのにね…。

でも子育てが本当にしんどかったときを経て今思うのは、
そんな“子育てがつまらない”という自分の気持ちも、
ちゃんと大事にしてあげればよかったということ。
今更だけどなぜ子育てがつまらないと感じていたのか、
あの時どうすればよかったのか?を今だからこそ考えてみました。
今、子育てがつまらないと感じている人に、何かのヒントになりますように。
子育てがつまらないと感じるのはなぜ?
まず最初にお伝えしたいのは、こんなにもはっきり“子育てつまんないっ!”って断言しちゃってるけど、
もちろん子供のことはかわいいし大事に思っています。
「そうなんだけど、でも…」ってのが今回のお話。
多分、そんな風に思っている人は多いんじゃないのかなぁ。
子供はすごくかわいいし大好きだからこそ、子育てがつまらないなんて口に出しちゃったら罪悪感に苦しめられちゃうんですよね…。
「そんな風に思うなんて、子供のこと嫌いなんじゃないの?」
って言われてしまいそうだから…。
私は人の目が気になりすぎる性格で、人前で弱音をあまりさらけ出せない上に
変に見栄っ張りなので、現実では「育児がしんどい、誰か助けて」となかなか言えませんでした。
だから子育てつまんないな…と思っても、なかなかリアルでは吐き出せなかった。
なぜ子育てがつまらないと感じるのか?
その理由を考えてみると、次のようになりました。
- 自分のペースで動けない
- 忙しくて余裕がもてない
- いい母親にならなきゃと自分でプレッシャーをかけてる
- 誰にもほめられない
- 同じことの繰り返しで単純に飽きた
私の場合はこの中で上記3つが特に、子育てがつまらないと感じる要因でした。
子供が生まれたらどうしても子供のペースで生活することになってしまって、
自分のペースを乱されるのでイライラすることが多いです。
私はせっかちで焦りやすい性格なので、出かけるときや1日のスケジュールが押してるときは
「早く早く!」と子供につい言っちゃいます…。
あとは家事をしている時に、「おかあさーん!」と子供に呼ばれて中断されることがすごく苦手。
これが一番イライラする原因で、何かをしようと思ってもどれもこれも中途半端でぐっちゃぐちゃ。
子育て中はこれが日常茶飯事なので、いつも頭の中がゴチャゴチャしてうまく整理できず、
イライラの原因になっていました。

育児に疲れてごはん作りたくない、ラクしたくて外食しようってなっても、
子供に取り分けるために、自分のごはんは子供が食べられるものを選ぶばかり。
そんな横で夫は「熱々チゲ鍋」なんて自分だけの好みのものを選んでいて
「私だって辛いチゲ鍋食べたいんじゃー!!」
とこれまたイライラする原因になったりもしました。(笑)
外食しても子供に取り分けたり食べさせたり、結局ママは休めずで余計に疲れることもありますよね。

休めてないよ…。
また自分の中にある“良い母親像”ってものに、勝手におどらされている気もしました。
誰かに言われたわけでもないのに勝手に
「母親とはこうあるべきだ」とか
「母親だからちゃんとしなきゃ」
と思い込んでいました。
それに世間の目は“母親なんだからやって当たり前”と、けっこうシビアだったりもしますよね…。

いいの?
子供が小学生と園児になって、ちょっとだけ余裕がでてきた今の私だからこそ
子育てがつまらないと感じたときの対処法を考えてみました。
子育てがつまらないと感じるときの対処法
子育てがつまらないと感じるとき、どうする?どうすればいいの?
対処法をまとめてみました。
何でもかんでも子供優先をやめる
「子供がかわいいから」
「子供の言うことを全部叶えてあげたい」
そう思うのはとってもいいことだし、子供の希望を叶えてあげると子供も喜びますよね。
でも自分を押し込めてまで子供優先にしようとしてませんか?
例えば、ママと子供でお饅頭を一個ずつ食べてるときに、子供がママの分も欲しがったとします。
その時に「えー?…仕方ないなぁ…はい(私もこのお饅頭好きなのにな…)」
と子供に自分の分まであげることをやめる!!ということです。
え?そんなことやってない?
自分の分は自分で食べてるし、あげるわけないない!って人は、この項目はスルーしましょう。(笑)
私はこういうのをよくやってしまって、
「子供が喜ぶから」
「大人の私は今まで色々美味しいもの食べてきたから」
などと考えて子供に自分の分を分けちゃうことがあります。

でも分けたあとに「私も食べたかったけど…仕方ないか」と不満が少しでも出るようなら、
ムリしてまで分ける必要ないんじゃない?ってことです。
食べ物の話に限らず、
私(ママ)は公園に行きたくないけど子供が行きたがるから毎日公園行ってるとか、
子供にせがまれるから何十回と同じ絵本読んでる、とか。
子育てに忍耐はつきものだけど、「これくらい…」とちょっとずつ色んなところで我慢を積み重ねてしまうと、
いつかドカーン!と爆発します。(経験談)
そうなると自分に対しても自己嫌悪に陥って、ますます子育てつまらないと感じる原因に。

自分優先にしよ?
公園なんて毎日行かなくてもいいんだよ!
はい今日はテレビとお菓子パーティーだー!ひゃっほーい!
絵本、ママこれ今日はもう読むの飽きたよ!はい、おやつ食べよー!
となんでもいいのだけど、全て子供優先にするのはやめてみませんか?
ママだって今、生きてるんだから、時々は自分の心の声にしたがってもいいんですよ。
少しだけでいい、ゆとり、持てるかな
子供が小さいと何かと手がかかるし、自分の時間なんてほとんどないですよね。
やっと子供が寝た…と思って寝室を離れたけど、一緒に添い寝してないと起きちゃったり。
夜泣きがはじまるとそれこそ四六時中子育てしてるようなもの。

休まらない。
ゆとり?そんなものどこにもない…。
私も最近までそう感じていました。
だからこそ、ほんのちょっとのゆとりを、少しずつ長く取っていきましょう。
だって現実問題、子育て中ってどうがんばっても少ししかゆとり持てないですよね。
子供を一時保育に預けて少しリフレッシュできても、また次の日には子育てが待っている…。
実際に私がこうやってブログを書くなどゆとりが持てるようになったのは、
子供たちが成長して小学校と幼稚園に通うようになって
日中に私一人の時間が取れるようになったから。
そして子育ては子供が大きくなるまで続く長い長い道のり。

やってる気がする…!
だから欲張らず、“ほんのちょっとのゆとり”、持ちましょう。
そのためにできることは色々あります。
- 家事や育児を手抜きする
- 一時保育も悪いと思わず利用する
- 子供にはテレビとおやつ、自分は休憩
私は掃除機はほこりが目立ってきたら、お米は無洗米で研ぐ手間をなくす、生協とネットスーパーのダブル使い、年末の大掃除はしない、お惣菜バンザイ、
など、今は子育てを重視する時期なんだと考えて、家事はとことん手を抜きました。
また冬場の寒い時期には、子供たちをお風呂に入れずに
寝かしつけてしまうこともたまにありました…。(小声)

ええ、汚いですよね…もうね、そのくらい疲れてました。
転勤族で頼れるところなし、平日は私一人での子育て。
子供2人をお風呂に入れるって、私にとってはすごく大変ですごく体力を消費する育児。
しかもお風呂って基本的には夕方とか夜に入るから、その時すでに母である私の体力がほぼない状態なんですよね。
冬場で外に出てない日は「ま、いっかぁ…」とお風呂に入れないこともありました…。
でもそれだけで心がちょっとラクになった自分がいました。
たった一つ、やらないといけないことが減っただけで、心がすっと軽くなったんです。
お風呂に入らないことを推奨してるわけではありません。(笑)
きっとみんなにも家事や子育てで手を抜けるところがあるはず。
なので自分の中で許せる範囲を見つけて、手抜きしていきましょう!
夏場はさすがに汗かくし、あせもの原因になるので、
お風呂場で水遊びさせつつ適当に入らせていました。

「笑うこと」これだけやってみる
子供にこうなってほしい、これができるようになってほしい、親としては色々ありますよね。
私は子供に自分の頭で考えて行動できる子になってほしい、
そしてできるなら頭のいい子になってほしいという思いがあるので
知育にも興味があって日常的に実践しているのですが…。
これがいつの間にか「やらなきゃ」と義務感になってくると、本当にしんどくなります。

一週間後…

といつの間にか義務で読んでる気分に。
そしてこれって誰かに強制されたわけでもない、自分が勝手にやってることなのに、
自分で自分の首をしめてゆとりを失くして、笑えなくなってるんですよね。
全然楽しくない……!!
何種類もおかずを作って、子供の好きなごはんを並べて、部屋もいつもピカピカにしていても、
ママである私が義務感で全部やって笑えないと、子供たちも楽しくなさそうなんです。
それよりも家事も適当、ごはんも適当で読み聞かせも気が向いたときしかしない、基本ぐうたらしてるけど、
ママが笑ってると子供もなんだか嬉しそうにしてる。
親が子供に求めることって、子供が大きくなるにつれて自然と増えていきがちだけど
子供が親に求めてることって、案外ないのかもしれないなぁと思います。

だからね「笑うこと」、これだけちょっとがんばってやってみる。
でもママが子育てしながら笑うには、やっぱり心のゆとりとか笑う元気がないと難しいので、
「やらなきゃ」と思い込んでることを一回全部捨ててみましょう。
子育てで本当にやらないといけないことは、子供の衣食住これを整えてあげることだけ。
子供は寝るところがあって、食べる物があって、清潔な洋服を身につけてさえいれば案外スクスクと成長するもんです。
それ以外は全部オプション。ママが元気があればやってみようくらいで大丈夫。
今はSNSがあるし色んな情報があふれてて混乱してしまうけど、
子育てで大事なことは実はそんなにはないのかもしれない、と今は思います。
私も今でも全然笑えない日もたくさんあるけど、なんとか今日も元気にやっています。
あなたにもきっとできるよ。大丈夫。
「子育てがつまらない」自分の気持ちを大切に
子供と遊ぶのが大好きで、いつも一緒にいたい、何をやってあげても苦にならない、
そんな完璧なママを目指さなくていいんです。
そういう人はそういう人、あなたはあなた。違う人間だから。
どっちがいいとかどっちが劣ってるとか、そんな話でもないし比べる必要なんてない。
比べてしまって自分がつらくなるなら見なければいいし、そのことで罪悪感を感じる必要も全然ないと思う。
ムリして頑張る必要もない。
ちょっと「これくらいならできるかな…?」と思うことを
ちょこっとやってみればOK、ということにしてみませんか?
子育てがつまらない、と感じながらもこうやって検索して、
答えを探そうとしている時点で何か感じるものがあってのこと、だと思うから。
長男がやっと小学生になったと思ったら、
もう早くも“子離れの時期”がせまってきていることを最近ひしひしと感じるようになりました。

え、小学生でもう?というのが正直な気持ちです。
あんなに早く手がかからなくなってほしい!!と切に願っていたのに、
実際に手がかからなくなってきたら、「これ以上速いスピードで大きくならないで…」なんて思ってる勝手な母親はこちらです。
子育ては長い道のりではあるけど、実際に手をかけ目をかける時期は
思っているよりも短いのかもしれないですね。